凡人を達人に変える77の心得

「人が、理由なく大きく成長することはない。成長の裏には必ず理由がある」

持って生まれた天性、器用さである程度のところまでいっても、大きく成長しないのは、何となく日々をおくってきたから。
不器用な人が、不器用なままで終わってしまうのは、成長するために何が必要かを学ばなかったから。

人が成長するには、まず基本を身につけることが必要だ。
そして、基本を身につけるには、そのための正しい方法がある。

これを省いて、器用にものごとを進める癖がつくと、その人の成長はどこかで必ず止まる。
基本を身につけた後、さらなる飛躍的な成長を遂げるには、考え方が大切になってくる。
技術の向上や知識を蓄積するという努力も大事だが、それだけでは、どこかで限界がやってくる。

「技術には限界があるが、頭には限界はない」

本書は監督をつとめていた時、ミーティングで選手によく話していたことをまとめたものである。
ビジネスマンの方々が日々の仕事で役立てられるよう執筆している。

  

  

  

  

  

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目次

  • 1章  「仕事の基礎力」をつけるための正しい努力
    01 仕事の本質は「単純作業の繰り返し」にある
    02 ものまねが「自分だけの型」を見つける近道
    03 「努力を邪魔する誘惑」を断ち切る強さを持て
    04 「テーマのない努力」ほど無駄なものはない
    05 「仕事のコツ」は自分で身につけるしかない
    06 「発想力を広げる」というのも努力のうち
    07 本質を知れば、「自分を正しい方向へ」導ける
    08 困難を「我慢する力」を育てる機会と捉えよ
    09 大きな夢を実現するために「現実主義者」となれ
    10 結果が出なくても自分に「見切り」をつけない
    11 「不器用」は最後には器用に勝る
    12 目上の人からほめられているうちは半人前
    13 「一に準備、二に準備」の先に結果がある
  • 2章 「飛躍的な成長」を実現する考え方
    14 結果に執着する前に「当たり前のこと」を実行しろ
    15 「小事を大切にする精神」が大きな飛躍を生む
    16 「変化を見る目」を持てば継続的に結果が出せる
    17 データを見続けると「見えないもの」が見えてくる
    18 「メモをとる」ことで情報がしっかり定着する
    19 「言い訳をする人間」が伸び悩む理由
    20 調子が上がらない時は「仕事の原点」に戻れ
    21 「処世術に長けること」ばかりでは、人間性の成長がない
    22 「欲から離れる」ことでプレッシャーから解放される
    23 個性を考える前に、「結果を出すこと」に集中せよ
    24 「現状に満足」したとたん、成長は止まる
    25 「短所の克服」によってさらに長所が伸びる
    26 長所が生かされる仕事やポジションを自ら求めよ
    27 技術には限界があるが、頭には限界はない
  • 3章 リーダーが備えるべき10の必須条件
    28 相手の立場からものごとを見る視点
    29 チームの将来に思いを馳せる想像力
    30 時間を酷使して自分を成長させるという気概
    31 部下と本気で向き合う強い想い
    32 チームを率いるにふさわしい大きな器
    33 固定観念や先入観に縛られない
    34 人を育てる叱り方を身につける
    35 失敗を正面から受け止める自責の意識
    36 小事に気づく敏感さ
    37 難しいことを簡単に伝える表現力
  • 4章 チームの力を最大限に引き出す指導法
    38 「正しい考え方を身につけさせること」が指導の本質
    39 「その人独自の思想」を育てるのがリーダーの役目
    40 「意識改革」から強いチームづくりははじまる
    41 「足りないもの」が明確になると人は劇的に変わる
    42 「すべての部下と平等に接する」ことで士気が保たれる
    43 「無形の力」があれば、弱いチームでも強いチームに勝てる
    44 チームを一つにまとめる「目的意識」を掲げよ
    45 大きな壁を越えるには「夢」と「知恵」が必要
    46 「本質を見つめさせること」で問題意識が生まれる
    47 チームの中心を担う部下には厳しく接するべき
    48 「優越感の植え付け」から自信の芽が出る
    49 「人間教育」を中心に部下の指導を組み立てる
    50 「適材適所型」のチームが勝利をおさめる
    51 広い視点、長期的な視点で部下の指導にあたれ
    52 「フォア・ザ・チーム」の本当の意味とは
  • 5章 仕事の本質を考える
    53 「自分マイナス仕事、イコールゼロ」では、よい仕事はできない
    54 仕事と人生は切り離せないもの
    55 人生から逃げた時、人は敗者になる
    56 世間の評価では、仕事の価値ははかれない
    57 「人を残すこと」を目指すのが仕事の上級者
    58 「陰で支える役割」に誇りを持て
    59 いつどうなっても困らないように今から準備をせよ
    60 世の中には「目利き」が必ずいる
    61 遊びと仕事をつなげられる「遊び上手」になれ
    62 高い理想を掲げて、おおいに「ぼやけ」
    63 心を磨けば、風格は自然に身につく
    64 見えない形でチャンスはやってくる
    65 経験によって人は形づくられるもの
  • 6章 充実した人生をおくるための心得
    66 孤独の次に「新たな出会い」がやってくる
    67 人生に引退や定年はない
    68 人間性を磨き続けた人が、長く活躍できる人
    69 自分のしていることが遠くの誰かに届くこともある
    70 年齢は限界を決める指標にはならない
    71 相手の心を察すると「本質」が見えてくる
    72 「変わる勇気」によって人生の可能性が広がる
    73 「信」なくして人生は成立しない
    74 繰り返しによって「信頼」がつくられる
    75 苦しさを超えたところに「真の楽しさ」がある
    76 思い通りにならないから人生は楽しい
    77 感謝の気持ちは「表現してこそ」意味がある

著者紹介 野村 克也

1935年、京都府生まれ。
高校卒業後、南海ホークスにテスト生から入団。
3年目より一軍定着を果たし、その後、球界を代表する捕手として活躍。
1970年には選手 兼 監督に就任。チームを黄金期に導く。
その後、ロッテ、西武を経て引退。
実働26年間、通算657本塁打(歴代2位)、戦後初の三冠王に輝くなどの記録を持つ。
現役引退後、野球評論家を経てヤクルトスワローズ、阪神タイガース、楽天イーグルスの監督を歴任。
データを駆使する「ID野球」、他球団で挫折した選手を復活させる「野村再生工場」などで知られる。
また、社会人野球「シダックス」の監督も務め、プロ野球に入団した数多くの選手を育成した。
現在は、野球解説者・野球評論家として活躍。

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