Googleビジネスプロフィールの使い方。登録から集客までの7ステップ

Googleビジネスプロフィールの使い方を7ステップで解説する記事のアイキャッチ画像

📌 この記事のポイント

  • Googleビジネスプロフィールは無料で使え、店舗を持たない個人事業主や士業でも登録できる
  • 登録した情報は、オーナー確認を完了させてはじめて検索結果に表示される
  • カテゴリと基本情報の正確さ、写真と説明文の充実度が「選ばれるかどうか」を分ける
  • クチコミは星の数だけでなく、新しさと返信の有無まで見られている
  • 上位に表示される仕組みは「関連性・距離・知名度」の3要素で、近道はない
  • 成果につながるのは、登録して終わりにせず毎月手を入れ続けたプロフィール

「Googleマップで近くのお店を探したら、うちの会社だけ情報が古いままだった」。

そんな経験はないでしょうか。

Googleビジネスプロフィールは、Google検索とGoogleマップに表示される自社情報を、事業者自身が無料で管理できるツールです。

ところが、登録したまま放置されているケースは少なくありません。

プロフィールは「作って終わり」ではなく、登録した情報の充実度と積み上げたクチコミの数が、そのまま見込み顧客への印象(信頼感)を左右します

この記事では、Googleビジネスプロフィールの使い方を、アカウントの準備から日々の運用までの7ステップに分けて解説します。

店舗を持たない個人事業主や士業の方でも進められる手順にしていますので、順番に読み進めてみてください。

Googleビジネスプロフィールとは?無料でできること

Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップに表示される自社の情報を、事業者自身が無料で登録・編集できるGoogleの公式ツールです。

営業時間や電話番号、写真、クチコミへの返信までを一元管理できます。

広告費は一切かからず、必要なのはGoogleアカウントだけです。

BrightLocalの2026年調査によると、地域のビジネスを探す消費者の97%がクチコミを読んでいます

つまり、プロフィールの中身は「見られる前提」で整える必要があるということです。

Googleマイビジネスから
名称が変わった

かつては「Googleマイビジネス」という名称で、専用の管理アプリが用意されていました。

現在は「Googleビジネスプロフィール」に名称が変更され、専用アプリは終了しています。

管理は、Google検索で自社名を検索したときに表示される管理パネル、またはGoogleマップから行うのが基本です。

古い解説記事を見ながら作業すると画面が一致しないため、名称の変更は最初におさえておきたいポイントです。

無料で使える主な機能

Googleビジネスプロフィールで扱える情報は、想像以上に幅広くあります。

ビジネス名・住所・電話番号・営業時間といった基本情報に加え、写真や動画、商品・サービスの一覧、クチコミへの返信、最新情報の投稿までを掲載できます。

さらに、ユーザーが何回プロフィールを見て、何回電話をかけ、何回ルート検索をしたのかという実績も確認できます。

広告を出さずに、検索結果の上部という一等地に自社情報を掲載できる点が最大の価値です。

📖 用語解説:ローカルパックとは

「地域名+業種」で検索したときに、検索結果の上部に地図つきで表示される3件のビジネス枠のことです。通常のWebサイトの検索結果よりも上に表示されるため、クリックされやすい位置にあたります。この枠に表示される情報は、Googleビジネスプロフィールに登録された内容がもとになっています。

店舗がない個人事業主や
士業でも登録できる

「実店舗がないから対象外だろう」と考えて登録していない方もいます。

しかし、顧客のもとへ出向いて対応する業種であれば、住所を非公開にしたうえでサービス提供地域を指定する形で登録できます。

Google公式のヘルプでも、非店舗型ビジネスは拠点住所を「非表示」に設定し、サービス提供地域のみを表示するよう案内されています。

サービス提供地域は最大20か所まで指定が可能です。

設計事務所、税理士事務所、リフォーム業、出張整体など、幅広い業種が対象になります。

使い方の全体像は?
登録から集客までの7ステップ

Googleビジネスプロフィールの使い方は、大きく「登録」「作り込み」「運用」の3つの段階に分かれます。

この記事では、その流れを7つのステップに分解して解説していきます。

まずは全体像を把握してから、個別の手順に進んでください。

Googleビジネスプロフィールの使い方3つの段階を示した図解。①登録=アカウント作成とオーナー確認、②作り込み=カテゴリ・写真・説明文を整える、③運用=クチコミ返信と投稿を続ける

ステップ1〜3が初期登録、ステップ4〜5がプロフィールの作り込み、ステップ6〜7が継続的な運用にあたります。

ステップ3のオーナー確認までを終えないと、そもそも検索結果に情報が反映されません。

まずはステップ3の完了を最初のゴールに設定するのがおすすめです。

【ステップ1〜3】
登録とオーナー確認の手順

ここからは実際の登録作業に入ります。

作業時間の目安は、必要な情報が手元にそろっていれば30分程度です。

ステップ1:
Googleアカウントを準備する

最初に、ビジネス用のGoogleアカウントを用意します。

Google公式のヘルプでは、個人用のフリーメールではなく、ビジネス用のメールドメインを使うことが推奨されています。

担当者の個人アカウントで登録してしまうと、退職や異動のときに管理権限を引き継げなくなるおそれがあります。

会社の代表アドレスや、事業専用に新規作成したアカウントを使いましょう。

ステップ2:
ビジネス情報を入力して
プロフィールを作成する

Googleビジネスプロフィールの作成ページにアクセスし、案内に従って情報を入力していきます。

入力する内容は次のとおりです。

  1. ビジネス名を、看板や名刺と同じ正式名称で入力する
  2. 業種(カテゴリ)を選択する
  3. お客様が来店する実店舗があるかどうかを選択する
  4. 実店舗がある場合は所在地を、ない場合はサービス提供地域を登録する
  5. 電話番号とウェブサイトURLを登録する

ビジネス名に「地域名」や「キャッチコピー」を付け足すのは規約違反にあたります。

実際に使っている正式名称をそのまま入力してください。

📖 用語解説:NAP情報とは

Name(名称)・Address(住所)・Phone(電話番号)の頭文字をとった呼び方です。この3点が自社サイトや各種ポータルサイトとGoogleビジネスプロフィールとで食い違っていると、Googleが同一のビジネスだと認識しづらくなります。表記ゆれをなくして統一しておくことが、地域検索で評価されるための土台になります。

ステップ3:
オーナー確認を完了させる

登録作業のなかで、もっとも重要なのがオーナー確認です。

Google公式のヘルプには「オーナー確認が完了してはじめて、ユーザーはお客様の Google ビジネス プロフィールを検索できるようになります」と明記されています。

つまり、この工程を飛ばすと登録した情報は表示されません。

確認方法は、ハガキの郵送、電話、メール、動画による確認などがあり、業種や登録状況によって選べる手段が変わります。

ハガキの場合は到着までに数日から2週間程度かかるため、余裕をもって進めておきましょう。

なお、写真や動画も、オーナー確認が完了した後にしかGoogleに表示されません。

【ステップ4〜5】検索で選ばれる
プロフィールに整える

オーナー確認が終わったら、次はプロフィールの中身を埋めていきます。

ここでの作り込みが、検索したユーザーが「ここに連絡してみよう」と判断するかどうかを決めます。

ステップ4:カテゴリと
基本情報を正確に整える

まず見直したいのがカテゴリです。

カテゴリはGoogleがビジネスの内容を理解するための手がかりであり、どの検索語句で表示されるかに直結します。

メインカテゴリは、事業の中心となる1つを慎重に選んでください。

そのうえで、サブカテゴリで扱っている業務を補います。

営業時間は、祝日や年末年始などの特別営業時間もあわせて設定しておきましょう。

電話番号は、実際につながる番号を登録します。

属性(「駐車場あり」「バリアフリー対応」など)も、該当するものはすべてチェックを入れておくと選ばれる確率が上がります。

ステップ5:写真と説明文で
プロフィールを充実させる

写真は、ユーザーが最初に目を留める要素です。

ロゴ、カバー写真、外観、内観、スタッフ、施工事例など、判断材料になる写真をそろえていきます。

Google公式が案内している推奨仕様は次のとおりです。

項目写真動画
形式JPGまたはPNG
ファイルサイズ10KB〜5MB最大100MB
推奨解像度720×720ピクセル720p以上
最小解像度250×250ピクセル
長さ最大30秒

過度な加工やフィルタは避け、ピントが合っていて明るい写真を使うことが推奨されています。

アップロード後、審査に最大24時間程度かかる場合がある点も覚えておきましょう。

ビジネスの説明文には、提供しているサービスと対応エリアを具体的に書きます。

「地域密着で丁寧に対応します」といった抽象的な表現よりも、「〇〇市を中心に、戸建て住宅の屋根と外壁の塗装を承っています」のように具体化したほうが、読み手にも検索エンジンにも伝わります。

📌 ステップ4〜5の設定チェックリスト

  • メインカテゴリは事業の中心を表す1つに絞れているか
  • 営業時間に特別営業時間まで設定できているか
  • 該当する属性をすべてチェックしたか
  • ロゴ・カバー・外観・サービス内容の写真がそろっているか
  • 説明文に対応エリアと具体的なサービス名が入っているか

【ステップ6〜7】クチコミと
投稿で集客につなげる

プロフィールが整ったら、いよいよ運用の段階です。

ここから先は一度で終わる作業ではなく、継続することで効果が積み上がっていきます。

ステップ6:クチコミを集めて
全件に返信する

クチコミは、ユーザーの判断にもっとも強く影響する要素です。

BrightLocalの2026年調査では、4つ星以上を最低条件とする消費者が68%にのぼり、直近3か月以内に投稿されたクチコミを重視する人が74%を占めました。

星の数だけでなく、新しいクチコミが継続的に付いているかどうかが見られているということです。

そして返信も欠かせません。

すべてのクチコミに返信する事業者を利用したいと答えた人は80%にのぼる一方、定型文のような返信をする事業者は使いたくないと答えた人が50%いました

返信の有無だけでなく、内容の中身まで見られています。

クチコミへの依頼は、対応が終わった直後に「よろしければ感想をいただけますか」と声をかけるのが自然です。

管理画面から取得できるクチコミ用のリンクを、名刺や請求書のQRコードにしておくと依頼の手間が減ります。

ただし、割引や景品と引き換えにクチコミを依頼する行為はGoogleのポリシー違反にあたるため、行わないでください。

ステップ7:投稿機能で
最新情報を発信し続ける

投稿機能を使うと、プロフィール上に最新のお知らせを掲載できます。

投稿の種類は「最新情報」「特典」「イベント」の3つです。

最新情報には説明文・写真・動画のほか、リンク付きのボタンを追加できます。

特典はタイトルと日付・時刻の指定が必要で、「特典を表示」ボタンが自動で追加されます。

イベントはタイトルと開始・終了の日時を設定します。

季節の案内、施工事例、休業日のお知らせなど、月に2〜4回程度のペースで更新していくと情報の鮮度を保てます。

パフォーマンス機能で
効果を確認する

運用の成果は、管理画面の「パフォーマンス」から確認できます。

プロフィールの表示回数、ウェブサイトのクリック数、電話の発信数、ルート検索の回数などが数値で表示されます。

特に注目したいのは、ユーザーがどんな検索語句でプロフィールにたどり着いたかを示すデータです。

想定していなかった語句で見つけられている場合、その語句をカテゴリや説明文、投稿に反映させると流入をさらに伸ばせます。

使い方でつまずきやすい注意点は?よくある失敗と対処法

ここでは、運用を始めてから直面しやすい問題と、その対処法をまとめます。

上位に表示される仕組みは
「関連性・距離・知名度」

Google公式のヘルプでは、ローカル検索結果の順位は3つの要因で決まると説明されています。

1つめが関連性で、検索語句とビジネスプロフィールが合致する度合いを指します。

2つめが距離で、検索しているユーザーから各ビジネス拠点までの距離を指します。

3つめが知名度で、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。

公式ヘルプには「クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ローカル検索結果のランキングが高くなります」とも記載されています。

距離は動かせませんが、関連性と知名度は情報の充実とクチコミの積み上げで改善できます。

この考え方を軸にした施策は、一般にMEO(マップエンジン最適化)と呼ばれています。

情報が勝手に
書き換わったときの対処

Googleビジネスプロフィールには、ユーザーやGoogleが情報の変更を提案できる仕組みがあります。

そのため、営業時間や住所が意図せず書き換わることがあります。

オーナー確認を済ませていれば管理画面から修正できますので、月に一度は表示内容を目視で確認する習慣をつけましょう。

💬  ※移転から半年、古い住所のままだったAさん※

士業事務所を営むAさんは、事務所の移転後もGoogleビジネスプロフィールの住所を更新していませんでした。自社サイトは新住所に直していたため、問題ないと考えていたそうです。ところが、Googleマップを見て来所しようとしたお客様が旧住所に到着してしまい、電話で謝罪する事態になりました。Aさんは「サイトを直せば十分だと思い込んでいた」と話しています。現在は移転や営業時間の変更があったときに、サイトとプロフィールの両方を直すチェックリストを作って運用しています。

低評価のクチコミが
付いたときの考え方

低評価のクチコミは、削除を依頼できるとは限りません。

Googleのポリシーに違反する内容(誹謗中傷、無関係な宣伝、なりすましなど)であれば報告できますが、事実にもとづく不満は削除の対象になりません。

この場合に有効なのは、感情的に反論せず、事実関係と改善策を落ち着いて返信することです。

その返信は、投稿者本人よりも、これから検討する見込み客に読まれています。

複数プロフィールの作成は
アカウント停止のリスク

「表示機会を増やしたい」という理由で、同じビジネスのプロフィールを複数作るのは避けてください。

Google公式のヘルプには、同じ都市圏に同じビジネスのプロフィールが複数あることが判明した場合、Googleアカウントが停止される可能性があると明記されています。

拠点が複数ある場合は、拠点ごとに1つのプロフィールを正しく作成するのが原則です。

すでに終了した機能に注意する

解説記事のなかには、現在は提供されていない機能を紹介しているものがあります。

代表的なのがチャット(メッセージ)機能で、Googleビジネスメッセージは2024年7月31日をもって終了しました。

プロフィールから簡易サイトを作成できたウェブサイトビルダーも、すでに提供が終了しています。

問い合わせの受け皿は、電話番号と自社サイトの問い合わせフォームに集約しておきましょう。

まとめ

Googleビジネスプロフィールの使い方を、7つのステップで解説してきました。

ステップ1〜3の登録とオーナー確認までを終えれば、検索結果に自社情報が表示されるようになります。

ステップ4〜5でカテゴリ・営業時間・写真・説明文を整えれば、見つけたユーザーが判断できる状態になります。

そしてステップ6〜7のクチコミ対応と投稿を続けることで、はじめて集客の成果につながっていきます。

特別な費用も、専門的な技術も必要ありません。

必要なのは、正確な情報を入れることと、それを更新し続けることだけです。

「登録したまま放置」から「毎月手を入れる」に変えるだけで、地域のお客様から見える景色は大きく変わります

まずは自社名でGoogle検索をして、いま表示されている情報が正しいかどうかを確認するところから始めてみてください。

検索全体の考え方や、成果の測り方については、以下の記事もあわせてご覧ください。

そのほかのWebマーケティングに関する記事は、Webマーケティングのコラム一覧からご覧いただけます。

よくある質問(FAQ)

Q. Googleビジネスプロフィールの
利用に費用はかかりますか?

登録・利用ともに無料です。Googleアカウントさえあれば、情報の掲載、写真の追加、クチコミへの返信、投稿機能まですべて費用なしで使えます。有料の広告とは別のサービスです。

Q. Googleマイビジネスとの
違いは何ですか?

同じサービスで、名称が変わっただけです。以前は「Googleマイビジネス」と呼ばれ専用アプリがありましたが、現在は「Googleビジネスプロフィール」に統一され、Google検索やGoogleマップから直接管理する形になっています。

Q. オーナー確認には
どのくらい時間がかかりますか?

方法によって異なります。電話やメールでの確認であれば当日中に完了することもありますが、ハガキによる郵送確認の場合は到着までに数日から2週間程度かかります。確認が完了するまでは検索結果に表示されません。

Q. 店舗を持たない個人事業主でも
登録できますか?

登録できます。実店舗がない場合は、拠点の住所を非表示に設定したうえで、サービス提供地域を最大20か所まで指定する形で運用します。出張型のサービス業や士業でも問題なく利用できます。

Q. クチコミを削除
してもらうことはできますか?

Googleのポリシーに違反する内容であれば報告して削除を求められます。ただし、事実にもとづく不満や低評価は削除の対象になりません。その場合は、事実関係と改善策を落ち着いて返信することが有効な対応になります。

Q. 投稿はどのくらいの
頻度で行うべきですか?

月に2〜4回程度が目安です。

Q. Googleビジネスプロフィールと
ホームページは
どちらが先に必要ですか?

地域のお客様を対象にした事業であれば、まずGoogleビジネスプロフィールを整えるほうが早く効果を確認できます。無料で始められ、検索結果の上部に表示されるためです。そのうえで、詳しい情報を伝える場としてホームページを用意すると役割を分担できます。

監修者:神藤浩史(じんどう ひろし)

株式会社バレーフィールド 取締役。デジタルマーケティング・生成AI活用を専門とし、中小企業のWeb戦略を支援。最新のSEO・AI動向を踏まえた実践的なコンテンツ制作を主導している。

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