私は、メールマガジン、クリニック便り、無料セミナー、公開講座などを通して、情報発信を続けています。
私がなぜ、カラダに関しての情報発信をライフワークと考えるようになったかといいますと、
患者さんの中には、情報がないことで痛みを感じても、どこに相談していいかわからず、
どこまでもガマンをして症状を悪化させてしまう方がたくさんいらっしゃるからです。
そのような患者さんがクリニックにいらっしゃると、
「○○さん、ガマンしすぎてしまいましたね。とても辛かったでしょうねー」
とお話することがよくあります。
そんな時、もっと、もっと情報発信をしないといけないな……と心の底から思います。
本書は、一人でも多くの方が、肩、首、ひじ、手指の痛みから解放されればいいな、
という気持ちで筆をとらせていただきました。
すべての痛みを体操や日常生活の注意などで緩和・予防できればいいのですが、
現実的には病院で治療した方がよいケースも多々あります。
これらがごっちゃにならないよう、症状別の治療法もご紹介していきます。
一緒にカラダのことを勉強していきましょう!
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目次
プロローグ
- 整形外科医って、いったい何をする人?
- カイロプラクティスと整形外科の違い
第1章 肩コリ解消のキーワードは「血行」と「疲労物質」
- 「体型」、「姿勢」、「ストレス」が肩コリの元凶
- 筋肉に痛みが発生すると筋肉萎縮スパイラルへ
- 肩コリのよくある質問 一問一答
- イスに座ったままでOK「3分でできる肩コリ予防体操」
第2章 そもそも五十肩とは何なのか?
- 中高年のひどい肩コリ=五十肩ではない
- 肩コリと五十肩の違いとは?
- 五十肩になった時の適切な治療法
- 自分でできる五十肩解消法は?
第3章 肩関節のしくみを知ろう
- おわんとボールのついた棒が肩関節
- 肩を脱臼した時はどのような処置をすべき?
- 肩関節はテコの原理になっている
- 40代以降の激しい肩の痛みは腱の断裂の可能性も
第4章 首の痛みを甘くみてはいけない
- 頸椎はカラダのメインスイッチである
- 頸椎がC字カーブを描く人が増えている
- パソコン作業が首に負担をかけている
- 首を痛めやすいスポーツは?
- 症状が似ていたら要注意! 頸椎の疾患ケーススタディ
- 頸椎の治療の基本的な考え方
第5章 腱鞘炎(けんしょうえん)になるきっかけはいたるところにある
- 手のどこが傷むと腱鞘炎になるのか?
- 「腱鞘炎」と「ばね指」はどう違うの?
- 腱鞘炎の適切な治療とは?
- 腱鞘炎にならないための心得
- ドアノブをひねる時に手首に痛みを感じたら
第6章 スポーツが原因のひじの障害はなぜ起こるのか
- ひじには2本の滑走路が走っている
- テニス、ゴルフ、野球がひじの大敵
- ひじが外れた! いいえ、ご心配なく
著者紹介
松田 芳和(まつだ よしかず)
松田 芳和(まつだ よしかず)
約20年にわたる整形外科医の経験を持つ。
日本整形外科学会認定専門医
日本体育協会認定スポーツ専門医
日本整形外科学会認定リウマチ専門医
整形外科医として、多くの患者さんの治療にかかわる一方、人工関節、とくに膝関節において専門研究を行う。
医院の理念は、「患者様に優しく、真摯に対応しながらレベルの高い医療を提供すること」。